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くりっく365、その展望を探る

保険金支払いの実例としてここに興味深い1冊の本がある。 経済雑誌『Dイヤモンド」のオーナーだったI山賢吉氏が1955年に発刊した回想録『雑誌経営17年』(Dイヤモンド刊)だ。
「T京海上火災保険(現Mレアホールディングス)は、保険料についてはきわめて無愛想で、決して割引などしない。 その代わり火災にかかると、保険金の支払いはきわめて気前が良い。
実際に火災にあってみると、この会社ほど良い会社はないと感ずる」と、Dイヤモンド社の子会社が火災にあったときの体験を語っている。 戦時中の話とはいえ、トップ企業の揺るがない信頼が伝説として語り継がれているエピソードといえよう。

科学的な根拠に基づいて支払う現在では、「なんでも払います」というわけにはいかない。 保険の入口と出口は一体化しているわけだ。
AIGEジソン生命の場合も「非常に慎重な手続きを経て、お支払いするものはお支払いするという、きわめてスタンダードな会社だ。 営業サイドの入口のところで、当社に瑕疵があった場合、払うケースもあるが、逆に裁判にもっていってもお支払いしない場合もある」と、N本生命同様、慎重な入口、適切な出口を志向する。
保険金部は真剣勝負で、約款の文言、精神を死守するという重要な任務を担う。 保険金の支払いは死亡保険金、入院給付金、高度障害保険金などの発生系と、満期保険金、健康お祝い金などの期日系に分かれる。
とくに発生系はシステムと人の目による2段階の査定で、支払いが決まる。 医療保険ブームで、入院給付金が日帰りから給付になる保険が人気で、高度な査定スキルが求められている。
商品知識、法的知識、医学知識、約款や事例を解析する分析力なども必要だ。 「支払いを決定する職務権限も与え、責任をもたせている。
医療保険ではお客様が『加入した保険の内容がよくわからない』というケースも多く、お客様との対応も丁寧にかつ正確、迅速さが求められる。 金額的には小さいがモラルリスクの発生も排除しなければならない」と、顧客の安心、信頼を揺るがすような行動は一切しない。

北海道・滝川市の旭川エージェンシーオフィス、滝川サテライトの例をみてみよう。 17年4月、K岡社長はタウンミーティングで、滝川を訪れている。
筆者も17年9月、滝川オフィスを訪問する機会を得た。 H川孝志エージェンシー・セールス・マネージャー(ASM)は「ここはサテライトですが、駅の真横の中央バスのターミナルの3階という滝川では一等地という恵まれた地にあります。
入るときにお気づきになったかもしれませんが看板は外に出せないし、エレベーターホールにも案内表示ができないのです。

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